ハイブリッドのメリットとデメリット

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ハイブリッドとは

異なる素材や種類のガットをラケットの縦糸(メイン)と横糸(クロス)で変えて張ることを指します。

縦糸と横糸では役割が異なるため、違う性能のガットを組み合わせることによって高いパフォーマンスを発揮しようというのが目的です。

縦糸(メイン)の役割

メインという名前が付いていることから解るように、打球感や飛びの性能の大部分は縦糸によると言われています。

また、ガットが切れるのは多くの場合が縦糸なので耐久性も縦糸の種類に関わってきます。

横糸(クロス)の役割

横糸は縦糸よりは打球感や性能の影響は少なくなりますが、ハイブリッドの場合にはスピン性能に多く関わってきます。

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縦横の組み合わせ

縦:ポリエステル 横:ナチュラル

ハイブリッドの基本といえばこの組み合わせで、多くのプロはこの組み合わせで張っています。

昔はほとんどのプロはナチュラルで張るのが当たり前でしたが、ラケットの性能が上がり、ボール潰してハードヒットしていくテニススタイルへと変わっていくと、ナチュラルだけではボールをコントロールできなくなってきました。

そこで、コントロール性やスピン性能を目的にポリが使用されましたが、ポリだけだと体の負担が大きいので、横糸にナチュラルを組み合わせて、打球感をマイルドにしたと言われています。

それだけではなく、ポリの滑りの良さによってスピン性能が増大し、現代のプロのテニス界にはなくてはならない組み合わせとなっています。

縦:ナチュラル 横:ポリ

縦にポリ、横にナチュラルが一般的ですが、フェデラーは反対に縦にナチュラル、横にポリを張っています。
そのことから、この組み合わせは「フェデラー張り」と呼ばれ、こちらも一般的になってきました。

縦がナチュラルになることで、打球感はマイルドになり、タッチ系のショットにも合います。
この組み合わせの利点として、他の組み合わせに比べてスピンが物凄くかかるようになります。
これは、ガット同士の滑りが良いポリが横糸にあるおかげで、打球時の縦糸のナチュラルのたわみ量が増大することでスピン量が増すと言われています。

フラット気味に売ってもスピンが物凄くかかるので、直線的な軌道から、急激に落下するエッグボールが打ちやすくなります。

 

ハイブリッドのデメリット

ハイブリッドはプロの使用率が高いことからもメリットが多いですが、一般の人が試すにはデメリットがあります。

耐久性が低い

ポリ自体は耐久性が高いので切れにくいのですが、もう片方のナチュラルがポリに負けて削れやすくなるので、ガットが切れやすくなります。

縦がナチュラルの場合はもちろん、横がナチュラルでも横糸が先に切れるといったこともあります。

性能の落差が大きい

前述した通り、ハイブリッドにすることでスピン性能が増大しますが、その性能を実感できる期間は非常に短いです。

張りたては滑りが良くスピンがよくかかりますが、何回か使用していくとガットがガチガチに食い込んでほとんど動かなくなってしまいます。

そうすると張りたての打ち味とは全く異なってしまい、パフォーマンスは急激に落ちていきます。

ラケットが変形していく

別の素材や種類のガットを使うことで、それぞれのガットのテンション維持率や伸び率が違うので徐々にラケットが変形していきます。

正しくラケットが原型通りに張り上がっていたとしても、段々と縦横のバランスが崩れてくるので、意図しない飛びやラケットの耐久性の問題がでてきます。

価格が高い

全てナチュラルを張る場合よりは値段は安いですが、片側にナチュラルを張ることで一般的な価格よりは高くなります。

また、ハイブリッド用のパッケージで販売されているものなら試しやすいですが、そうではないガットの組み合わせを試すには、縦横で2張り分購入する必要があります。

その組み合わせが気に入った場合は良いですが、良くなかった場合に半張りが無駄になってしまうというリスクもあります。

プロはデメリットにならない

こうのようなデメリットはプロには当てはまりません。

なぜならプロは頻繁にガットを張り替えるので、最初さえ打ち味が良ければ問題ないのです。
また、ガットもトッププロはメーカーから支給されるのがほとんどなので費用の面でも問題ありません。

一般の人は頻繁に張り替えることは現実的に難しくなるので、数ヶ月使用すると最初とは全く別の打ち味になりラケットの負担も増大します。

まとめ

ハイブリッドはプロが使用している通りに、性能は高いですが一般の人が使い続けていくのは難しいと思います。

ただ、一度はプロが使っているハイブリッドの打ち味を試してみるのも良いでしょう。

様々な組み合わせを試して自分にとって最高の組み合わせを研究するというのも、テニスの楽しみの一つではあります。

photo credit: IMG_2885 via photopin (license)

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