テンションの横糸は指定しない方が良い

21296670609_87c49fb6b7_b

ガットをショップで張替えてもらう時に横糸のテンションまで指定する人がいますが、基本的にそれはおすすめしません。

ほとんどの場合で意味がないどころか、悪影響を及ぼしていることの方が多いです。

テンションの数字は縦糸(メイン)のテンションのことを指します

ガットは縦糸から張っていきますが、その際にラケットはガット引っ張った張力によって縦に圧縮されます。
それを横糸を張ることで元の状態に戻していき、最後の1本を張り上げた時に一番最善の状態にするのが良いガット張りと言えます。

そのための横糸の数字というのは、お店側の張り技術や経験・研究の結果として、それぞれのお店で判断されています。

縦横全く同じで張ったり、落としたり上げたり、お店によっては張る部分によって事細かく数字を変更している場合もあります。

前回の、張り上がりのテンションはショップによって違いますに書いた通りに、張り上がりというのはお店や張り機によって異なります。

どこかのショップでうまくいったものが、他のショップでうまくいくとは限りません。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

テンションはステーキの焼き加減

20106446799_db03a8edef_b

鉄板焼きのお店でステーキを頼むと焼き加減を聞かれます。

「ミディアム」や「レア」や「よく焼いてください」などで答えると思います。
これがガット張りで言うとテンション(縦糸)の指定です。

「ミディアム」を希望したお客さんには、シェフがお肉の厚みや鉄板の厚み・お店の火加減などを考慮して、「ミディアム」の焼き加減にうまく仕上げてくれます。

横糸のテンションを指定するということは、シェフに「1分弱火で焼いてください」などと指定してしまっていることと同じなのです。

お客が焼き時間や火加減をシェフに指定するというのは越権行為と言えるかもしれません。

その指定が的を射ている場合もあるかもしれませんが、そのお店でうまくいったとしても、それが他のお店の鉄板やお肉で同じようになることはありえないでしょう。

そんな指定をしなくても、腕の良いシェフなら焼き加減を指定するだけで最善の状態に仕上げてくれます。

ガット張りも同じで、腕の良いテニスショップなら縦糸のテンションを指定するだけで、そのショップにとっての最善の張り方をしてくれます。

プロは横糸は指定しないのか?

ツアープロの中にはあえて横糸を低くしてラケットを変形させることによって希望の飛びを求めている選手がいます。

ツアーストリンガーは間違いのない安定した張りを最優先にします。
通常のショップではそれぞれが様々な工夫で張り方がバラバラなのに対して、ツアーストリンガーは特別に変わったことはしません。
そういった環境では横糸を指定しても意図した張りを安定して受けることができるかもせれません。

ただしそういった飛びは一般の人にとっての良い飛びとは言いがたい場合が多いので、やはりおすすめしません。

まとめ

お店によってはテンションシールに横糸のテンションまで記入していることがありますが、これによって張替えには横糸も指定するのが普通だと勘違いしていることもあります。

本来は横糸の張り方はある意味企業秘密な部分でお客さんの立場の人が知る必要のないものだと思います。

歪んで張ってラケットが折れてもいくらでも支給してもらえるプロとは違い、一般のテニス愛好家には安易な横糸指定は辞めたほうが良いでしょう。

photo credit: HEAD Graphene XT Speed MP A via photopin (license)

スポンサーリンク

スポンサーリンク

スポンサーリンク

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitterで@gutnaviをフォローしよう!

 - ガットについて
 -