ポリエステルの硬さを避けたい、楽にボールを飛ばしたい、肘や手首への負担を抑えたい。そんなときに候補になるのが、細い繊維を束ねたナイロンマルチフィラメントです。
ただし、マルチフィラメントはすべて同じ打球感ではありません。柔らかさを最優先したモデル、軽快な反発を出しやすいモデル、ホールド感や耐久性との両立を狙うモデルがあります。この記事では、既存記事の8モデルを用途別に整理します。
- 打球感と飛びのバランス:X-ONE バイフェイズ、ベロシティ MLT
- やわらかいホールド感を重視:レクシスコンフォート、NRG2/NRGスクエア、TGV
- 快適性とパワーを重視:NXT、リフレックス MLT
- まずマルチを試してみたい:センセーション
ナイロンマルチガットを選ぶ3つのポイント
1. やわらかさだけで選ばない
マルチフィラメントはポリエステルより柔らかな打球感を得やすい素材ですが、モデルごとに反発の出方やボールの持ち方は異なります。腕へのやさしさを最優先するのか、楽な飛びも欲しいのかを先に決めると候補を絞りやすくなります。
2. 太さと耐久性も確認する
細いゲージは軽快な打球感を得やすい一方、切れやすさが気になる場合があります。マルチフィラメントは、ポリエステルより張り替え時期が早くなることもあるため、使用頻度や切れやすさも考慮してください。
3. 今のテンションを大きく変えすぎない
ポリエステルからマルチフィラメントへ替えるときは、いきなり条件を大きく変えると違いを判断しにくくなります。まずは普段のテンションに近い条件から試し、飛びすぎる・硬く感じるといった点を次回の張り替えで調整する方法が分かりやすいです。
候補8モデルの違いを比較
| モデル | メーカーが訴求する特徴 | 選ぶ目安 |
|---|---|---|
| X-ONE バイフェイズ | 快適な打球感と反発を重視したテクニファイバーの定番マルチ | 打球感と飛びの両方を重視したい |
| NXT | マルチフィラメントらしい快適性とパワーを重視 | やわらかさと扱いやすさのバランスを求める |
| ベロシティ MLT | 極細マイクロファイバーのソフトコアとアウターを組み合わせ、パワーとタッチを両立 | 軽快な飛びとタッチを求める |
| リフレックス MLT | 快適な打球感とパワーを重視したプレミアム・マルチフィラメント | 打球感を重視して選びたい |
| レクシスコンフォート | やわらかいホールド感と快適な飛びを狙うナイロンマルチ | 包み込むような感触を重視する |
| センセーション | やわらかい打球感とホールド感を両立するマルチフィラメント | まずマルチの感触を試したい |
| NRG2/NRGスクエア | やわらかさとしっかりしたホールド感を両立するマルチフィラメント | 快適性を最優先したい |
| TGV | しなやかな打球感を特徴とするテクニファイバーの定番マルチ | 長く続く定番モデルから選びたい |
目的別の選び方
打球感と飛びをバランスよく求めたい
X-ONE バイフェイズとベロシティ MLTは、どちらも快適な打球感に加えて反発やパワーを重視する人の比較候補です。はじめに1本選ぶなら、ゲージと価格も見比べて決めるとよいでしょう。
ホールド感ややわらかさを優先したい
レクシスコンフォートは、やわらかいホールド感を重視したい人に向きます。さらに快適性を優先したい場合は、NRG2/NRGスクエアやTGVも比較候補です。
快適性とパワーを両立したい
NXTとリフレックス MLTは、マルチフィラメントらしい快適な打球感を保ちながら、ボールの飛びも求めたい人に向く候補です。現在のガットで「硬さは避けたいが、飛びは落としたくない」と感じるなら比べやすい組み合わせです。
初めてマルチフィラメントを試したい
センセーションは、やわらかい打球感とホールド感を特徴とするモデルです。ポリエステルからの変更で打球感の違いを確かめたい人は、まず普段に近いテンションで試すと比較しやすくなります。
迷ったときの決め方
まずは「やわらかさ」「飛び」「ホールド感」のうち、現在のガットで不足しているものを一つ決めてください。飛びも欲しいならX-ONE バイフェイズやベロシティ MLT、ホールド感ならレクシスコンフォート、快適性を優先するならNRG2/NRGスクエアやTGVが比較の出発点になります。
切れやすさが心配な場合は、細いゲージを避ける、張るテンションを極端に上げないなど、ガット以外の条件もショップで相談してください。打球感には個人差があり、ラケットや張り条件によっても変わります。
掲載している素材、ゲージ、メーカーが示す特徴は各商品記事の確認情報をもとに整理しています。仕様・価格・販売状況は変更される場合があります。

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