ポリエステルガットのしっかりした打ち応えは欲しいものの、硬さは少し抑えたい。そんなときは、商品名の「ソフト」だけで決めず、メーカーが説明する素材や構造、重視する性能を見比べるのが近道です。
この記事では、メーカー公式情報で快適性、柔軟性、衝撃吸収などが明記されているモデルを中心に整理します。柔らかさの感じ方はラケット、ゲージ、テンション、打ち方でも変わるため、単純な順位付けはしていません。
- スピンとコントロールも重視:ハイパーG ソフト、コンフィデンシャル ソフト、レーザーソフト
- パワーと快適な打球感を重視:マッハ10、ポリツアー エア、エクスプロッシブ ツアー
- タッチや振動の抑制を重視:リンクス タッチ、アルパワー バイブ
- ポリエステル以外も候補にできる:RPMソフト
柔らかいポリガットを選ぶ3つのポイント
1. 「ソフト」という名前だけで決めない
ソフト系でも、スピンを重視した多角形タイプ、パワーを出しやすい丸形タイプ、振動を抑える素材を加えたタイプなど設計はさまざまです。普段のプレーで何を残したいかを先に決めると選びやすくなります。
2. ゲージとテンションも一緒に考える
同じ製品でも太さや張る強さによって打球感は変化します。製品を替えるときにゲージとテンションまで大きく変えると、違いの原因が分かりにくくなります。まずは現在の条件に近づけて比べる方法が無難です。
3. ポリエステルに限定しすぎない
硬い打球感を避けることが最優先なら、ナイロンマルチやポリアミド製モノフィラメントも候補です。特にRPMソフトは名前に「RPM」と付いていますが、公式仕様ではポリエステルではなくポリアミド製です。
候補9モデルの違いを比較
| モデル | 公式情報から見た特徴 | 選ぶ目安 |
|---|---|---|
| ハイパーG ソフト | 通常版より柔らかなコポリエステル。スピン、コントロール、パワーを重視 | スピン系の性能を残したい |
| コンフィデンシャル ソフト | 柔らかくプラッシュな構造。方向性、感触、スピンとの両立を狙う | コントロールを軸に選びたい |
| レーザーソフト | コポリエステルにポリウレタンを加え、精密性と快適性を両立 | 狙いやすさと感触を重視 |
| マッハ10 | CloudFORMによるパワー、快適性、テンション維持を訴求 | 楽な深さと打球感を重視 |
| ポリツアー エア | HR-Elastomerを採用し、衝撃吸収と楽なパワーを狙う | 丸形ポリの扱いやすさを重視 |
| エクスプロッシブ ツアー | 快適性とコントロールを狙って製造工程を調整した丸形ポリエステル | 癖の少ない形状から選びたい |
| リンクス タッチ | 2層ポリエステル構造で、柔らかな打球感、パワー、タッチを訴求 | ホールド感やタッチを重視 |
| アルパワー バイブ | ALU POWERに振動減衰素材を組み合わせた構造 | ALU系の感触と振動抑制を重視 |
| RPMソフト | ポリアミド製モノフィラメント。ポリエステルより柔軟で、マルチより耐久性を狙う | 素材を限定せず移行しやすさを重視 |
目的別のおすすめ候補
スピン性能を残したい
多角形のコポリエステルから選ぶなら、ハイパーG ソフトとコンフィデンシャル ソフトが比較しやすい候補です。どちらもメーカーが通常のコポリエステル性能と快適性の両立を訴求しています。
パワーと扱いやすさを重視したい
マッハ10はパワーと打球感、ポリツアー エアは衝撃吸収と楽なパワーが公式上の特徴です。丸形から選びたい場合は、快適性とコントロールを掲げるエクスプロッシブ ツアーも候補になります。
タッチや振動の抑制を重視したい
リンクス タッチは2層構造による柔らかな打球感とタッチ、アルパワー バイブは振動減衰素材を組み合わせた構造が特徴です。「ソフト」という商品名ではなく、構造の違いから選べます。
ポリエステルにこだわらない
RPMソフトはポリアミド製のモノフィラメントです。ポリエステル・モノより柔軟で、マルチフィラメントより耐久性を持たせるというメーカーの位置付けなので、素材を変えることに抵抗がなければ有力な比較候補です。
迷ったときの決め方
現在使っているガットで残したい性能を一つ決めてください。スピンならハイパーG ソフト、コントロールならコンフィデンシャル ソフトやレーザーソフト、パワーならマッハ10やポリツアー エア、タッチならリンクス タッチが比較の出発点になります。
それでもポリエステル特有の硬さが気になる場合は、RPMソフトやナイロンマルチまで範囲を広げると選択肢が増えます。張り替え時は、普段のガット名、ゲージ、テンションをショップに伝え、一度に条件を変えすぎないよう相談すると比較しやすくなります。
製品の素材・構造・特徴は各メーカー公式情報を2026年7月18日に確認。打球感には個人差があり、ラケットや張り条件によっても変わります。

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