ガットには太さ(ゲージ)違いで何種類か発売される場合が多く、ガットを張る際には太さも選択する必要があります。
ナイロン系が主流だった時代には概ね1.30mmが標準的な太さでしたが、ポリ系ガットの台頭によって現在の標準は1.25mm程度と言えると思います。
商品名には単位無しの「125」や「130」で表示される場合が多いですが、単位はmmとなります。バボラ、テクニファイバー、ヨネックス等はこの表記です。
「16」や「17」という表記は海外の規格で、数字が大きくなるほど細くなります。
ウィルソン、ゴーセン等はこの表記です。
細いガットの特徴
細いガットの方が反発力が増し、打ち味がシャープになるので一般的には細い太さの方が打ち味が良いとされています。
その反面、耐久性が落ちるので切れやすくなります。
スピン性能に関しては諸説ありますが、太さによる違いはそこまで大きくないのではないかと思います。
ポリ系ガットが出てから1.10mmなんていう極細ゲージもありますが、一般的には1.18〜1.20mmが細いガットと言えます。
太いガットの特徴
太くなると飛びを抑えることができますが、その分打球感が鈍くなります。
その点をマイルドな打球感と感じる人もいます。
耐久性は太くなればなるほど上がるので、頻繁に切ってしまうプレーヤーは必然的に太いガットになっていく傾向になります。
最近は太くても1.35mmまでとなっているガットが多いです。
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太さの選び方
基本的には細いガットの方を選びますが、切れる頻度によって考慮する必要がります。
一般的にガットの寿命は3ヶ月と言われていますが、1〜2ヶ月で切れてしまう場合には太いゲージも選択肢に入ってきます。
ただし、太くなると打ち味が変わるのでガットの張り替え費を犠牲にしても細いゲージを張り続ける場合もあります。
毎日のように練習する学生はポリのガットでも1週間持たないなんてこともよくあります。